便秘: 2008年1月アーカイブ

弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘

日常のあちこちで便秘に悩む人をみかけます。
便秘はどうして起きるのでしょうか?

口から摂取した食べ物は食道、胃、小腸、大腸を通り、最後に肛門から排泄されます。
口で噛み砕かれた食べ物は食道を通り、胃でさらに分解され、胃から小腸に送られて食べ物の栄養素が消化・吸収されます。そして残ったカスは大腸に送られ、大腸を通過しているうちに残りカスの水分が吸収され、便となり体の外に出されます。この時大腸はぜん動運動をして便を送り出します。ぜん動運動とは便を送り出すために大腸が緩んだり縮んだりする運動のことをいいます。このぜん動運動が便秘に深く関係しています。
よくみられる便秘の1つである「弛緩性便秘」はこのぜん動運動が弱くなって起きるものです。大腸の一部である結腸でぜん動運動が弱くなると便を上手く送れなくなり便秘がおきます。反対に腸がけいれんしてぜん動運動が強くなることで起きる便秘もあります。これは「けいれん性便秘」といい、けいれんのために便が上手く送られなくなることで起きる便秘です。また、大腸の終わり部分である直腸まで便がたどり着いたのに便意がおこらないために起きる便秘を「直腸性便秘」といいます。

ここで弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘の原因と対策について少しご紹介します。
・弛緩性便秘
弛緩性便秘は筋力の低下により腸の動きが弱まって起きる便秘です。弛緩性便秘は筋力が衰えている高齢者や筋力の弱い女性に多くみられます。また、女性の中でも出産を経験した女性に特に多くみられる便秘です。腹筋の強化、食物繊維の摂取、腸内環境の改善などが弛緩性便秘予防につながります。
・ けいれん性便秘
けいれん性便秘はストレスや睡眠不足などが原因で起きる便秘です。けいれん性便秘を解消するにはリラックスしてストレスがたまらないように心がけることや、睡眠をしっかりとって疲れをためないことが大切です。また、腸を刺激する食物繊維、酢、アルコールの摂取は控えるようにしましょう。
・ 直腸性便秘
直腸性便秘は便意がおきたのに仕事が忙しくてすぐにトイレに行かなかったり、人目を気にしてトイレに行かなかったりすることで便が排泄されずに体内で止まってしまい起きる便秘です。便意がおきてもトイレに行かずに我慢をしてしまうことで直腸が鈍感になり直腸に便が送られてきても便意がおきなくなってしまいます。そして、排泄されない便は固くなりカチカチになってしまいます。これが続くと痔や大腸癌などにつながることもあります。便意がおきたら我慢せずトイレに行くことが大切です。

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